巻き爪・陥入爪について

フェノール法

フェノール法とは、再発を繰り返す炎症を伴う陥入爪に対して、爪のくいこんだ部分を除去した後に組織腐食作用を持つフェノールを爪母(爪を作る部分)に塗ることにより、食い込んだ部分に再び爪を生えさせず、再発を防ぐ手術(保険適応)です。

フェノール法が適しているのは?

化膿を繰り返し、保存的方法(薬やテーピング等)では、炎症を抑えられず、矯正法(ワイヤー法やVHO法)を行えない陥入爪
爪の幅が狭くなってもよいので、とにかく早く炎症を引かせたい方

フェノール法が向いていないのは?

曲がりのきつい巻き爪
爪の幅が非常に狭い方

フェノール法ができない方

　×　末梢循環障害のある方
　×　コントロール不良な高血圧症や狭心症のある方

術後の注意点と経過

手術を受けた日は、靴を履けないので、草履やスリッパを持って来てください。
術後翌日(休診日の場合は翌々日)に傷の状態確認と消毒のため受診してください。
化膿せず、止血していれば、ほとんどの場合、翌日から術部のシャワー浴は可です。
傷は、2週間前後で治ります。
こちらの許可があるまで、軟膏塗布やガーゼ保護が必要です。

代表的な問題点は?

　※　爪の幅が狭くなります。
　※　再発の可能性が少しあります。

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